弊社ではFinaleの開発・販売中止を受け、FinaleからDoricoへの乗り換えを検討されている方を対象に、それを支援するためのZoomによるオンライン講座を今年10月より新規開講することといたしました。
Doricoは2016年に発売された全く新しい楽譜作成ソフトウェアですが、Finaleとは使い勝手がかなり異なり、最初はとっつきにくいと感じるかも知れません。
本講座では、Finaleのテクニカル・サポートに長く携わって来た弊社の経験に基づき、FinaleとDoricoを対比させつつ、FinaleユーザーがDoricoに乗り換えるための効率的な方法をご紹介します。
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Dorico集中講座(2024年10月開講コース、Zoomオンライン)
・基礎 I:10/2(水)19:00-21:00、または10/5(土)10:00-12:00
・基礎 II:10/16(水)19:00-21:00、または10/19(土)19:00-21:00 ※
・基礎 III:10/30(水)19:00-21:00、または11/2(土)19:00-21:00 ※
・応用 I:11/13(水)19:00-21:00、または11/16(土)10:00-12:00
・応用 II:11/27(水)19:00-21:00、または11/30(土)10:00-12:00
・応用 III:12/11(水)19:00-21:00、または12/14(土)10:00-12:00
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(※それぞれの講義は、同じ講義内容で水曜夜間クラス、土曜午前クラスの2種類がありますが、今期のみ基礎 II&IIIは土曜日も夜19:00から開講となりますのでご注意下さい。)
各講座は以下のリンクよりお申し込みが可能となっています。必要な講義だけを受講する単科受講※も可能ですので、宜しければご受講をご検討頂けますと幸いです。
▼Dorico集中講座(2024年10月開講コース):オンライン予約
(※既に開催済みのクラスも、オンデマンドで再度開講が可能です。詳細はお問い合わせ下さい。)
各講座の詳細は以下の通りです。
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基礎 I:MusicXMLでの移行と新規作成
【内容】
MusicXMLでの移行(レイアウトの編集、記号類の整理など)
Doricoでの簡単なメロディ譜の新規作成
【狙い】
FinaleからDoricoに移行する場合の問題点と対処法が理解できるようになる。Doricoで簡単なメロディ譜を新規作成できるようになる。
【詳細】
まずはFinaleユーザーとして最も気になる「今まで作成した大量のファイルをどのように移行させるか」というテーマに取り組みます。
移行時には特に以下の4点が問題となると考えられ、基礎 Iではこうした問題への対策の概要をご紹介します。
楽譜レイアウトの変化:組段間における縦方向のスペーシングに問題が生じることがある
記号や楽譜スタイルの移行不全:インポートのされないものも少なくない:発想記号、アーティキュレーション、変形図形、楽譜スタイル、コード・サフィックス
記号インポート先カテゴリの変化:一部の記号は意図しないカテゴリにインポートされてしまう
記譜表現の変化:スラーの位置がずれるなど、記号が意図しない形で再現されることがある
併せて、Doricoでの新規ファイル作成の初歩をご紹介します。
いきなり高度な設定も出て来ますので、講座の受講時に全てを理解するのは難しいと思いますが、ご安心下さい。基礎 II以降で、各設定の詳細を再度取り上げていきます。また、後日提供される復習用動画を見ながら各自のペースで復習することも出来ます。
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基礎 II:基本操作とリードシートづくり
【内容】
新規作成の二つの方法(テンプレートからの作成、Finaleの「セットアップ・ウィザード」に相当する機能)
リードシートの作成(調号/拍子/音部記号等の設定、音符入力、歌詞入力、コード記号の入力)
【狙い】
Doricoの基本的な設定メニューがどこにあるかを理解し、調号/拍子/音部記号等を設定した上で、リードシートを新規作成できるようになる。
【詳細】
これまで作成したFinaleファイルのDoricoへの移行方法が分かったら、次はDoricoでの新規ファイル作成について、より詳細を知りたくなると思います。
基礎 IIでは簡単なリードシートの作成を事例に取り上げ、Doricoでの新規ファイル作成の方法をFinaleと比較しつつ、調号や拍子など楽譜の初期セットアップから、音符入力、歌詞やコード記号の入力までを解説します。
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基礎 III:実践的なピアノ譜づくり
【内容】
フォントの設定
各種記号の種類とその入力
ピアノ譜の作成
基本的なページ・レイアウト
書き出し、プリントアウト
【狙い】
発想記号やアーティキュレーションなどの記号も駆使し、レイアウトも整った実践的なピアノ譜を作れるようになる。
【詳細】
基礎 IIまでの内容で、Doricoにて基本的なメロディ譜やリードシートが書けるようになります。
これに加えて基礎 IIIではクラシックのピアノソロ曲を事例に、発想記号やアーティキュレーションなども駆使し、さらにレイアウト的にも読み易い実践的な楽譜作りについて解説します。
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応用 I:Doricoの製品デザインを理解する
【内容】
Dorico特有の製品デザイン(5つのモード、プレイヤー、フロー、頻繁に使用するダイアログボックスの位置とその機能)
「レイアウトオプション」を駆使したページ・レイアウト
コード・サフィックスなどのカスタマイズ
【狙い】
Finaleと対比しつつDorico特有の製品デザインを理解した上で、高度な編集に向けた様々な機能の概要を把握できるようになる。
【詳細】
基礎編の修了レベルでは、音符や記号の入力や、レイアウト関係の操作はマスターしています。
応用 Iでは事例曲からは一旦離れ、より実践的な楽譜制作を行うために用意されたDoricoの様々な編集機能を概観し、これらを整理して自分のものにしていくことを目指します。
具体的には、以下を中心に取り上げます。
Finaleの「道具箱ツール」に相当する機能は?
Finaleの「楽譜スタイル」に相当する機能は?
Finaleの「コード・サフィックス編集」に相当する機能は?
Finaleの「ライブラリ」に相当する機能は?
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応用 II:さまざまなスタイルの楽譜制作
【内容】
さまざまなスタイルの楽譜制作(1)
【狙い】
オーケストラ、吹奏楽、室内楽、合唱など、大規模編成の楽譜とそのパート譜を作れるようになる。
【詳細】
基礎編の修了時には基本的な楽譜制作の方法をマスターし、応用 Iの受講後はDoricoにおける高度な編集機能に関する知識を獲得しています。
応用 IIではこれらのノウハウを集大成させ、ここではオーケストラ、吹奏楽、室内楽、合唱といった複数パートからなる楽曲の楽譜制作のポイントを学びます。パート譜作りについても、ここで本格的に取り上げます。
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応用 III:楽譜制作とプレイバック
【内容】
さまざまなスタイルの楽譜制作(2)
プレイバック設定と外部音源の使用方法
【狙い】
ギタータブ譜やドラム譜といった特殊楽譜、音楽教材など特殊表記を伴う楽譜を作れるようになる。Doricoの「再生モード」に搭載されたプレイバック関連機能の仕組みや設定を理解した上で、NotePerformerなど外部音源も設定できるようになる。
【詳細】
応用 IIIでは、応用 IIの続きとして、ギター&ベース用のタブ譜やドラム譜といった特殊楽譜や、演奏用の楽譜とは異なるコンセプトや表現を求められる音楽教材制作などに使用する特殊表記の方法について取り上げます。
また、応用 IIIではDoricoのプレイバック機能についても概観します。最近はサンプル音源の品質向上により、プロの制作現場でも参考音源(モックアップ)はDAWで作り直すのでなく楽譜作成ソフトウェアのプレイバック音源が使われるケースが増えるなど、プレイバックに対するニーズは拡大しつつあります。
このことを背景に、NotePerformerを始めとした外部音源の活用方法も含め、プレイバック設定の基礎知識から、再生モードにおける音色設定、ミキサーやキーエディターの使用方法など、プレイバックを制御しブラッシュ・アップするための上級テクニックまでをカバーします。
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以下にお申し込みリンクを再掲いたします。
▼Dorico集中講座(2024年10月開講コース):オンライン予約
なお、Doricoには製品版同様の機能を60日間無償で試すことができる体験版があります。本講座の全課程はカバーしませんが、最初はこちらをお使い頂くのも良いかも知れません。
▼Doricoの60日間無償体験版ダウンロード(Steinberg社サイトに接続します)
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