Doricoの使い方を学びたい方、Finaleからの乗り換えをご検討の方へ:Dorico集中講座(Zoomオンライン、Pro/Elements対応)
- tarokoike
- 2024年9月11日
- 読了時間: 7分
更新日:5月12日

【2025/5/2更新】弊社では、4期目となるDorico集中講座2025年6月開講コース(Zoomオンライン)を、以下の日程で開催いたします。(開催時間は、いずれも水曜日の19:30-21:30です。)
〈講座のスケジュールと概要〉
※一部の内容はDorico Elements非対応
お申し込み受付は2025年5月上旬より、以下のサイトから開始予定です。
▼Dorico集中講座:オンライン予約
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弊社では2024年夏のFinaleの開発・販売中止を受け、FinaleからDoricoへの乗り換えを検討されている方を対象に、それを支援するためのZoomによるオンライン講座を、同年10月より開講しています。
Doricoは2016年に発売された全く新しい楽譜作成ソフトウェアですが、Finaleとは使い勝手がかなり異なり、最初はとっつきにくいと感じるかも知れません。
本講座では、FinaleとDoricoの両方について弊社が豊富に蓄積した情報に基づき、FinaleユーザーがDoricoに乗り換えるための効率的な方法をご紹介します。
各講義後には、当日の講義内容を収録し、再度確認したい項目の検索を容易にする目次付きの復習用動画をご提供いたします。これらは無期限で視聴できますので、講座修了後も各自の理解度に合わせた無理のないペースで復習し、忙しい中でも確実にスキルアップができます。
弊社は長年に亘るFinaleテクニカル・サポートの経験を持ち、またDoricoについては開発元Steinberg社よりSteinberg認定トレーニングパートナーとしての認証を受けています。
各講座は以下のリンクよりお申し込みが可能となっています。必要な講義だけを受講する単科受講も可能ですので、宜しければご受講をご検討頂けますと幸いです。
▼Dorico集中講座:オンライン予約
各講座の詳細は以下の通りです。
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基礎 I:新規作成とMusicXMLでの移行
【内容】
新規作成の二つの方法(テンプレートからの作成、Finaleの「セットアップ・ウィザード」に相当する機能)
Doricoでの簡単なメロディ譜の新規作成
MusicXMLでの移行(レイアウトの編集、記号類の整理など)
【狙い】
Doricoで簡単なメロディ譜を新規作成できるようになる。
FinaleからDoricoに移行する場合の問題点と対処法が理解できるようになる。
【詳細】
まずはDoricoを起動した直後から音符入力開始までの流れを、主にFinaleのセットアップ・ウィザードに相当する「ハブ」の使い方を整理しながらご紹介します。
次に、簡単なメロディ譜の作成を通じて、楽譜レイアウトの設定および音符入力の最も基本的な流れをご紹介します。
さらに、Finaleユーザーとして最も気になるであろうテーマの一つである「今まで作成したFinaleファイルをどのようにDoricoに移行させるか」にも取り組みます。
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基礎 II:基本操作とリードシートづくり
【内容】
リードシートの作成(調号/拍子/音部記号等の設定、音符入力、歌詞入力、コード記号の入力)
各種記号の種類とその入力
【狙い】
Doricoの基本的な設定メニューがどこにあるかを理解し、調号/拍子/音部記号等を設定した上で、リードシートを新規作成できるようになる。
【詳細】
これまで作成したFinaleファイルのDoricoへの移行方法が分かったら、次はDoricoでの新規ファイル作成について、より詳細を知りたくなると思います。
基礎 IIでは簡単なリードシートの作成を事例に取り上げ、Doricoでの新規ファイル作成の方法をFinaleと比較しつつ、調号や拍子など楽譜の初期セットアップから、音符入力、歌詞やコード記号の入力までを解説します。
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基礎 III:実践的なピアノ譜づくり ※一部内容はDorico Elements非対応です。
【内容】
フォントの設定
ピアノ譜の作成
ページ・レイアウト(※)
ファイル書き出し、プリントアウト
【狙い】
発想記号やアーティキュレーションなどの記号も駆使し、レイアウトも整った実践的なピアノ譜を作れるようになる。
【詳細】
基礎 IIまでの内容で、Doricoにて基本的なメロディ譜やリードシートが書けるようになります。
これに加えて基礎 IIIではクラシックのピアノソロ曲を事例に、発想記号やアーティキュレーションなども駆使し、さらにレイアウト的にも読み易い実践的な楽譜作りについて解説します。
※ページ・レイアウトのうち、ページ・テンプレートなどはDorico Proのみの機能で、機能簡略版Dorico Elementsには非搭載です。
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応用 I:Doricoの製品デザインを理解する ※基本的にDorico Pro向けの内容です。
【内容】
Dorico特有の製品デザイン(5つのモード、プレイヤー、フロー、頻繁に使用するダイアログボックスの位置とその機能)
コード記号などのカスタマイズ
【狙い】
Finaleと対比しつつDorico特有の製品デザインを理解した上で、高度な編集に向けた様々な機能の概要を把握できるようになる。
【詳細】
基礎編の修了レベルでは、音符や記号の入力や、レイアウト関係の操作は一通り習得していますが、Doricoをより自分のものとするために、Doricoの製品デザインについて考えてみます。
ここでの「製品デザイン」とは各種操作系の配置や相互関係を指し、これを理解することで、より直感的にDoricoを扱えるようになります。
応用 Iでは事例曲からは一旦離れ、より実践的な楽譜制作を行うために用意されたDoricoの様々な編集機能を概観し、これらを整理して理解し、扱えるようになることを目指します。
具体的には、以下を中心に取り上げます。
Finaleの「道具箱ツール」に相当する機能は?
Finaleの「楽譜スタイル」に相当する機能は?
Finaleの「コード・サフィックス編集」に相当する機能は?
Finaleの「ライブラリ」に相当する機能は?
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応用 II:さまざまなスタイルの楽譜制作 ※一部内容はDorico Elements非対応です。
【内容】
さまざまなスタイルの楽譜制作(1)
【狙い】
オーケストラ、吹奏楽、室内楽、合唱など、大規模編成の楽譜とそのパート譜を作れるようになる。
【詳細】
基礎編の修了時には基本的な楽譜制作の方法をマスターし、応用 Iの受講後はDoricoにおける高度な編集機能に関する知識を獲得しています。
応用 IIではこれらのノウハウを集大成させ、ここではオーケストラ、吹奏楽、室内楽、合唱といった複数パートからなる楽曲の楽譜制作のポイントを学びます。パート譜作りについても、ここで本格的に取り上げます。
※機能簡略版Dorico Elementsは、浄書オプションダイアログボックスを始めとして、応用IIでご紹介する機能の一部はお使い頂けません。
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応用 III:楽譜制作とプレイバック
【内容】
さまざまなスタイルの楽譜制作(2)
プレイバック設定と外部音源の使用方法
【狙い】
ギタータブ譜やドラム譜といった特殊楽譜、音楽教材など特殊表記を伴う楽譜を作れるようになる。Doricoの「再生モード」に搭載されたプレイバック関連機能の仕組みや設定を理解した上で、NotePerformerなど外部音源も設定できるようになる。
【詳細】
応用 IIIでは、応用 IIの続きとして、ギター&ベース用のタブ譜やドラム譜といった特殊楽譜や、演奏用の楽譜とは異なるコンセプトや表現を求められる音楽教材制作などに使用する特殊表記の方法について取り上げます。
また、応用 IIIではDoricoのプレイバック機能についても概観します。最近はサンプル音源の品質向上により、プロの制作現場でも参考音源(モックアップ)はDAWで作り直すのでなく楽譜作成ソフトウェアのプレイバック音源が使われるケースが増えるなど、プレイバックに対するニーズは拡大しつつあります。
このことを背景に、NotePerformerを始めとした外部音源の活用方法も含め、プレイバック設定の基礎知識から、再生モードにおける音色設定、ミキサーやキーエディターの使用方法など、プレイバックを制御しブラッシュ・アップするための上級テクニックまでをカバーします。
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以下にお申し込みリンクを再掲いたします。
▼Dorico集中講座:オンライン予約
なお、Doricoには製品版同様の機能を60日間無償で試すことができる体験版があります。本講座の全課程はカバーしませんが、最初はこちらをお使い頂くのも良いかも知れません。
▼Doricoの60日間無償体験版ダウンロード(Steinberg社サイトに接続します)
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