例えばFinaleの場合、おそらくは最も早くて楽なコピー&ペースト方法は以下かと思います。
(1)コピー元の小節を選択する。※
(2)ctrlキー(Macはoptionキー)を押しながら、ペースト先の小節をクリックする。
※選択ツール、調号ツール、拍子記号ツールなど、小節を選択できるツールを用います。
この方法は、一つあるいは複数小節の全体を素早く簡単にコピー&ペーストしたい場合に向いています。
普段はこの方法を使ってコピー&ペーストを行い、細かい調整が必要な場合はコピー:ctrl+C、ペースト:ctrl+Vのショートカットキーや、ドラッグ&ドロップでのコピー&ペーストを使うのがお勧めです。
(なお、この方法ではペースト先が小節全体に限定されますので、(1)で小節内を部分選択した場合、それがペーストされる拍はコピー元と同じとなります。)
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楽譜作成ソフトウェアを用いて楽譜を作成するにあたり、コピー&ペーストを上手く使いこなすことは、作業のスピードと正確さに大きな影響を及ぼします。
全く同じ内容が繰り返される場合はもちろんですが、一般に楽曲にはリズムは同じで音の高さ(ピッチ)が異なるフレーズが多く現れますので、そうした場合は全て0から入力するよりも、最初に出てきたフレーズをコピー&ペーストして、音のピッチだけを変えた方が早くて楽なことも多いです。
手書きにはない、楽譜作成ソフトウェアならではの強力な武器であるコピー&ペーストを、ぜひ極めて頂ければと思います。