Finaleテクサポで多くお問い合わせを頂く案件の一つに、プレイバックでのテンポ設定があります。

Finaleでは、プレイバックのテンポ設定は大きく分けて3種類の方法があります。
(1)プレイバック・コントローラーによるテンポ指定
(2)MIDIツールによるテンポ指定
(3)発想記号>速度標語によるテンポ指定
例えばDAWで作成した楽曲を生演奏するために、MIDIファイルを書き出してこれをFinaleにインポートして楽譜を作成するといった場合に、MIDIファイルにFinaleには不要な情報が書き込まれているためにプレイバックのテンポが上手くコントロールできないといったことがあり、その場合には上記(2)の方法でテンポを指定すると、それが修正できる場合があります。
先日のフィナーレ集中講座でこれを扱った部分を抜き出した動画をご用意しましたので、宜しければご覧ください。
なお、FinaleにMIDIファイルを読み込んで楽譜を作成する場合、上記のような理由でプレイバックに不具合が発生した場合は、問題箇所を範囲選択した上で「編集メニュー>選択した項目のみ消去」にてMIDIデータのみを消去するというのも有効です。
これを実行すると、(2)で指定したテンポ情報も消去することができます。

次回の記事では、より一般的なケースで利用できる「(1)プレイバック・コントローラーによるテンポ指定」についてご紹介したいと思います。